基本インフォメーション

人口

約954万人(2023年:世銀)

言語

公用語はアラビア語。日常生活は英語が広く使われている。

通貨

通貨の単位はディルハムDhs(Dirham)とフィルス(Fils)。AED1 =100Fils

紙幣は8種類のAED1000、AED500、AED200、AED100、AED50、 AED20、AED10、AED5
コインは3種類のAED 1, 50 Fils, 25 Fils

両替とクレジットカード

両替所は空港、ショッピングモール、ホテルなどで日本円から現地通貨へ両替可能。レートが良い両替所と悪いところがあるので事前に確認が必要。メジャーなクレジットカード会社のものであれば殆どの店やレストランで利用可能。

地理

アラブ首長国連邦は南西アジアに位置し、ペルシャ湾とオマーン湾に面している。ホルムズ海峡に近い。国土は北緯22度50分から26度にかけて、東経51度から56度25分にかけて広がっており、アラブ首長国連邦政府は、サウジアラビアと530km、オマーンと450km、カタールと19km接している。国土の総面積は82,880km²(ぼぼ北海道の面積と同じ)国土はアブダビ、ドバイ、アジュマン、フジャイラ、シャルジャ、ラス・アル・カイマ、ウンム・アル・カイワインの7つの首長国により分割されており、そのうち最大のアブダビは国土の87%にあたる67,340km²を占めている。一方最小の首長国であるアジュマンは259km²で、アブダビの約1/260しかない。

気候

基本的に夏の気候。11月から3月は平均気温26℃、ほぼ毎日晴天で過ごしやすい気候。夜は平均気温15℃になり、肌寒く感じる気候になる。6月〜8月は猛烈に暑くなり、平均気温は38℃、最高気温は50℃まで上昇することもある。また湿度も高く湿度100%になる日もある。雨は殆ど降らず、平均年間で10日間の降水。

国際空港

アブダビ、ドバイ、フジャイラ、シャールジャ、ラス・アル・カイマ

ドバイメトロ

ドバイメトロはレッドラインとグリーンラインと2路線に分かれている。ドバイ空港やドバイモールなど、主要な観光スポットを走っている。運行時間は平日(月曜日〜木曜日)は5時から24時まで、金曜日は5時から25時まで、土曜日は5時から24時まで、日曜日は8時から24時まで運行。年末年始は24時間運行になることもある。運行間隔は4分〜7分で、曜日や時間帯で変わる。乗車券はICチップが入っているリチャージ可能なものや1日乗り放題チケットなど、利用頻度・利用目的によって選ぶことが可能。乗車券は窓口または自動券売機で購入可能。改札、乗降に関しては世界各地の鉄道と大きく変わらないが、ルールが厳格である。駅と車両内での飲食は禁止(水、ガムや飴玉も)、居眠りも禁止されている。もし見つかった場合は、高額の罰金を払わないといけない。実際に払わされた日本人もいるので注意が必要。

税関

外貨の持ち込み制限はないが、Dh60000以上は申告が必要。アルコール類は4リットルまで、タバコは400本(2カートン)まで。

時差

日本時間よりマイナス5時間。

電話

国番号は971で、7つの首長国により市外局番が異なる。ドバイは04、アブダビは02の市外局番から始まる。UAEから日本に国際電話をするには(携帯電話利用)00 81(UAEの国番号)-3(最初の0を取った市外局番)-123-12345。携帯電話番号へ電話をかける時は00-81-80(最初の0をとった番号080など)-123-1234。

服装、ドレスコード

女性は旅行客であっても肌の露出を控え、膝上のスカートや肩の出るような服装は注意が必要。特にツアーなどでモスクへ行く場合は長袖、足が隠れるズボンやスカート、髪の毛を隠すスカーフはマストで着用。また、ショッピングセンターや電車などの室内は冷房がキンキンに効いているので、カーディガンやショールを一枚持っていると便利。

宗教

イスラム教。ドバイは人口の8割が外国からの移住者になるので、他宗教信者に対しても寛容である。

アルコール

公共の場ではアルコール類を飲むことはできないが、ホテル内のバーやレストランで飲むことができる。ホテルによってはアルコールを提供していないこともあるので確認が必要。どうしても安くビールを手軽に飲みたい場合は、空港免税店で購入可能。シャルジャ首長国はアルコール類持ち込み不可なので注意が必要。

写真

UAEにはインスタ映えする背景、場所がたくさんある。ただ、注意も必要で、モスクや軍事施設の撮影は基本的に禁止。また、民族衣装を着た女性の写真を無断で撮ることもNG。

病気になったら

まずはホテルのフロントに連絡し病院、医師を紹介してもらう。または現地ツアー会社までコンタクトする。治療代が高額になることもあるので、同時に日本で加入している保険適用病院について確認することも大事。

電圧

ドバイの電圧は220ー240v。周波数は50Htz。アダプターはホテルが貸し出ししてくれることもある。ショッピングモールでもアダプターは購入可能。日本製品を充電する場合は変圧器が必要だが、パソコンや携帯電話は変圧器無しでも充電可能。USBケーブルからの充電も便利。

飲料水

水道水は海水を淡水化にしてあり、飲用水としても問題はないが、旅行者はミネラルウォーターを購入した方が無難。

インターネット

多くのショッピングモールでフリーWi-Fiが利用できる。またホテルによってはWi-Fiを無料提供しているところもある。

チップ

他の国と同様にチップの習慣があり、良いサービスを受けた時に心付けとして渡すとスマート。目安はタクシーは端数を切り上げ、レストランは10%程度、ホテルのポーターやベルボーイにはDh5〜Dh10程度。

値段交渉

ゴールドスークやスパイススークなどの市場では値段交渉もできる。ショッピングモールなどに入っている店では通常不可。

郵便

日本までのハガキはDh3、封書はDh5.5~。約1週間で到着する。

就業時間

各首長国や会社、商店、季節などにより多少異なる。イスラム教の祝日や金曜日は14:00頃から営業をはじめる店が多い。

官庁 :日~木曜日 7:30~14:00頃

銀行 :土~木曜日 8:00~15:00頃

両替所 :土~木曜日 8:00~23:00頃 金曜日 9:00~23:00頃

※空港の両替所は24時間営業

スーク、マーケット :土~木曜日 9:00~22:00頃 金曜日 16:00~22:00頃

モール :月~木曜日 10:00~23:00頃  金~日曜日 10:00~24:00頃

※ラマダン期間中は時間が変わるので注意が必要。

ドバイについて

アラブ首長国連邦を構成する首長国の一つであり、アラビア半島のペルシア湾の沿岸に位置するドバイは、美しいビーチや砂漠、世界トップクラスのホテル、ショッピングモールを有し、毎年世界中から数多くの観光客を迎え入れている世界有数の観光地。早い段階でオイルマネーからの脱却を図り、観光、不動産、金融業を中心に目覚ましい発展を遂げてきた。

ドバイの歴史

バーニ=ヤース族のマクトゥーム家が1833年にアブダビからドバイクリークの河口に移住し、ドバイは漁業や真珠の輸出を中心に発展した。20世紀に入ると、クリークを挟んだ両岸に位置するデイラ地区には350以上の店から成るスーク(アラビアンマーケット)ができ、多くの観光客やビジネスマンが訪れる地域となった。1966年に石油が発見されると、当時の首長であったシェイーク ラシードはインフラ整備などに役立て、以降の大発展の基礎を築いた。

ドバイの街並み

ドバイは現在、世界トップクラスのホテル、斬新な建築物、世界規模のエンターテインメントやスポーツイベントを有する、世界でも類を見ない街となっている。ジュメイラビーチの沿岸にそびえ立つバージュ・アル・アラブは、ドバイで唯一の7つ星ホテルとして観光客を迎え入れている。街中にあるエミレーツタワーなどの高層ビルは著しく発展してきた街としての自信のようなものを思わせられる。

また、世界的ゴルフツアーであるドバイデザートクラシックやATPテニストーナメントのドバイオープン、競馬の祭典であるドバイ・ワールド・カップがドバイで開催され、毎年トップアスリート達がUAEへ集まる。

ドバイの魅力

壮大な砂漠から現地の生活が垣間見れるスークまで、多彩な観光スポットが訪れる人々を魅了する。

ドバイは埼玉県ほどの小さな面積だが、色々な側面を持っており、観光客は一日で荒涼とした砂漠から青々とした木々の生い茂る公園、埃っぽい村々から豪華なビルが立ち並ぶ居住区、昔ながらのスークから最新のショッピングモールまですべてを目の当たりにすることもできる。

出稼ぎやビジネスで世界中から多くの人がこの土地に集まり都市を形成しており、様々な国籍や文化が入り混じり独特の雰囲気を醸し出している。

ソース: Government of Dubai